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SECTION1

ロボットの研究

  • この実験室では産業用ロボットを使った実験や研究を主に行っております. 皆さんが,ロボットと言って思い浮かべるものは,アシモみたいな人間型や犬型のロボットなのかなと思います.このようなニュースでよく見るアシモなどのロボットは,コミュニケーションだったり,料理を運んだり,介護だったりなどの用途で主に使用され,社会支援用ロボットというロボットに分類されます. 一方で,犬型ロボットなどは,被災地などで動き,遭難している人を探したり,救助したりする用途で使用され,社会支援用ロボットというロボットに分類されます. では,産業用ロボットとは何なのでしょうか.実は,産業用ロボットは産業の自動化に使用されるロボットのことを指します.例えば,産業用ロボットのつに人の腕の形を模したロボットが存在します.このようなロボットを産業用ロボットアームと呼びます. 産業用ロボットアームには,人の代わりに正確に高速に作業を行えるという特徴があります.まず,人の代わりに作業を行えるということは,今まで人が行ってきた危険な作業をロボットに置き替えることができます.そのため,人が工場で事故に合う確率を減らし,安全性を確保できるようになります.次に,人よりも正確に作業を行えるということは,毎回同じように機械製品を配置したり,加工したりすることができます.よって,人が作業を行う場合よりも,機械製品の品質を上げることができます.最後に,人よりも高速に作業が行えるということは,機械製品を移動させるときの時間を短縮できるため,生産速度を上げることができます.産業用ロボットには,今,説明した各特徴に沿ったつのメリットがあり,さまざま工場に産業用ロボットを導入して生産を自動化しようといった取り組みが行われています.




SECTION2

声でロボットを動かそう!

  • 今回は,声で産業用ロボットに指示を出して,地面にある漢字が一文字ずつ書かれたブロックを積み上げ,「小松」に「公立小松大学」を建てるといったパズルゲーム企画を用意しました.簡単に小松から金沢にブロックを移動させる例をお見せします.まずは,パソコンから「どの位置のブロックを動かしたいですか?」と聞かれます.そうしたら,マイクに実際に動かしたいブロックがある場所,すなわち地名を言います.今回は,「小松」と言います.すると,発話した「小松」という音声を信号データとしてパソコン側で分析し,ロボットにどの位置なのかを記憶させます.次に,パソコンから,「どこに動かしたいですか?」と聞かれるので,「金沢」と言います.すると.「小松」のときと同様に音声を信号データに変換してロボットに記憶させます.これで,動かす前後の場所が決まったので,ロボットがブロックを吸着装置でつかみ取り,小松から金沢まで運んでくれます.これを皆さんが交代で繰り返し,制限時間以内に「小松」に「公立小松大学」を建てることができればクリアです.