公立小松大学生産科学科受験生特設サイト 公立小松大学生産科学科受験生特設サイト

EXPLAINER

説明員:
教員、学科4年、
大学院修士2年

SECTION1

ロボットの研究

  • この実験室では産業用ロボットを使った実験や研究を主に行っております。 皆さんが、ロボットといえば思い浮かべるもとというと、アシモみたいな人間型や、犬型ロボットをニュースでよく見かけるかと思います。このようなアシモなどのロボットは、コミュニケーションだったり、料理を運んだり、介護だったりなどの用途で主に使用され、社会支援用ロボットというロボットに分類されます。 一方で、この犬型ロボットは、被災地などで動き、遭難している人を探したり、救助したりする用途で使用されます。そのため、社会支援用ロボットというロボットに分類されます。 では、産業用ロボットとは何なのでしょうか。実は、産業用ロボットは産業の自動化に使用されるロボットのことを指します。 例えば、産業用ロボットの1つに人の腕の形を模したロボットが存在します。このようなロボットをロボットアームと呼びます。この実験室に設置されているロボットは産業用ロボットであり、ロボットアームでもあるので、産業用ロボットアームとよばれます。 産業用ロボットアームには、人の代わりに正確に高速に作業を行えるという特徴があります。まず、人の代わりに作業を行えるということは人を工場から排除することができます。 したがって、人が工場で事故を起こす確率を減らすことができます。そのため、ロボットの導入によって安全性を確保できるメリットがあります。また、ロボットは人よりも正確に作業を行うことができるため、毎回同じように機械製品を作ることができます。よって、人が作業を行うよりも機械製品のばらつきを小さくすることができ、機械製品の品質を上げることができます。あとは、人よりも高速に作業が行えるため、単純に機械製品の生産速度を上げることができます。産業用ロボットには、今、説明した各特徴に沿った3つのメリットがあり、さまざま工場に産業用ロボットを導入して作業員の数を減らし、工場を自動化しようといった取り組みが行われてます。




SECTION2

声でロボットを動かそう!

  • 今回は、声で産業用ロボットに指示を出して、地面にある「公立小松大学」の漢字が一文字ずつ書かれたブロックを積み上げ、「小松」に「公立小松大学」を建てる企画を用意しました。まずは、簡単に一つ例をお見せします。ここにあるマイクに、実際にまず動かしたいブロックがある場所、すなわち地名を言います。例えば今回、小松から金沢にブロックを移動させたいので、パソコンから「どの位置のブロックを動かしたいですか?」と聞かれたら、「小松」と言います。そうすると、発話した「小松」という音声を信号データとして扱い、パソコン側で分析し、ロボットにどの位置なのかを記憶させます。次にパソコンから、「どこに動かしたいですか?」と聞かれるので、「金沢」と言います。そうすると。小松の時と同様に音声を信号データに変換することで、ロボットに記憶させます。そして、動かしたい位置のブロックと移動場所が決まったので、ロボットがブロックを吸着装置でつかみ取り、小松から金沢までブロックを運んでくれます。これを皆さんが交代交代で繰り返し、制限時間以内に「小松」に「公立小松大学」を建てることができればクリアです。