公立小松大学生産科学科受験生特設サイト 公立小松大学生産科学科受験生特設サイト

EXPLAINER

説明員:
大学院修士2年

SECTION1

「生成AI」の研究

  • 実際、何かを分類しようとすると数万枚程度の膨大なデータが必要になりますが、Fine turning、つまりモデルを微調整する手法を用いると、60枚という少ない画像を学習させるだけで、例えば、マスク、ノーマスクを分類するといったAIモデルを作ることができます。 私が所属しているインテリジェント工学研究室ではこういった画像を分類するでしたり、画像を生成したりする研究をしています。 これはドライビングシミュレータの自動生成という研究ですけれども、実際に車で大学周辺を走り、180度カメラで撮影した動画なのですけれども、この画像をAIに学習させて生成したものが右上の動画になります。 撮影した画像をそのまま出力というわけではなく、自動車のスピードやハンドル操作なども画像と一緒に学習させてハンドル操作やスピードを変えるなどの操作も可能になっています。 例えば、この生成した動画では60kmで走行したときの動画が生成されています。ハンドルを動かすと、ハンドル通りに動画が変わるといったシステムになります。 あとは、この小松大学の前の画像とおじいさんの画像を合成してヒヤリハットシーンを合成したりしています。


SECTION2

マスクとノーマスクを見分ける

  • では始めさせていただきます。 皆さんの手元にはLobeというソフトウェアがインストールされたPCがあります。 まずアプリケーションの画面のNew projectをクリックしてください。 ・・・ありがとうございます。次に右上にインポートというボタンがありますので、それをクリックをお願いします。 そうすると、右上の画面に3つ項目がでてきて、その中からカメラをクリックしてください。 はい。ありがとうございます。 では、えっと、皆さんの画面に皆さんの顔が映っていると思うんですけど、 その右下にLabelというボタンがあると思います。 そこをクリックしてください。 皆さん、マスクをつけていると思いますので、ローマ字かカタカナで「マスク」と入力してください。 はい。次に丸いボタン、これが撮影ボタンなんですけど、このボタンを押して、顔を振ったりして、いろいろな写真を30枚程度撮影お願いします。 そう、いろんな角度で撮ったほうがいいですね。 終わりましたら、もう一度マスクをクリックしていただきまして、次はノーマスクという文字を入力いただいて・・・はい、それでできます。OK。 次はマスクを外した状態で30枚程度撮ってもらいます。先ほどと同様に真ん中のボタンを押していただいて、そうですね。また顔を動かしながら・・・ ありがとうございます。これで計60枚程度の写真が撮れたと思うのですけど、今、AIが撮影した画像を学習していますので、お待ちください。 トレーニングがみんな終わったようですね。終わった人はTrainを押していただいて、そこで、識別精度が確認できます。 完全に識別できているようです。この状態でマスク、ノーマスクをクリックすると、それぞれの識別精度も確認できます。 次に、このモデルをもとに、実際にマスクとノーマスクを判別してもらおうと思うので、Useを押してください。 で、実際にマスクを外したり、つけたりして、実際に作ったモデルがマスクとノーマスクを判別できるか見てみましょう。 マスクをつけると・・・ちゃんとマスクと表示されてますね。。外すと、はい。マスクを外したと認識されていますね。