STUDENTS
生産システム科学部4年 伊藤 一航
SECTION1
研修に参加した動機
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今回の研修に参加した動機は主に2 つある。1 つ目は、知識や視野を広げたいとい う思いだ。最近の日本では「多様性」という言葉を耳にする機会が増えたが、アメ リカでは、その多様性を社会や企業にうまく取り入れられていると耳にした。さら に、Waymo の自動運転をはじめとする世界の最先端技術が集まっており、それらを直 接肌で感じたいと思ったからだ。2 つ目は、行動力を磨きたいという思いからだ。私 はこれまで周囲の状況を見てから動くことが多く、自分から率先して行動すること がなかった。今回の研修でも友人が一緒でなければ参加を決断できなかったと思 う。そこで今回の研修を通して、自らの意思で行動する力、すなわち積極的にチャ レンジする「アグレッシブさ」を身につけたいと思い、参加することに決めた。
SECTION2
現地での学び
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1) 日本とアメリカの違い
今回、ウエスタンデジタルで働く高橋さんにお話を伺い、アメリカでの働き方 や生活について知ることができた。アメリカでは、無駄な会議や業務外の活動は 少なく、それぞれが自分の業務に集中できる環境が整っているとのことだった。 また、休暇の調整がしやすく、成果が評価や給与に直結するなど、自由度が高い 一方で責任も大きい働き方をされていると伺った。さらに、職場では年齢や性 別、人種、宗教といった業務に関係のない要素が評価に影響することはなく、あ くまで成果や能力によって判断されるという点が印象的だった。この話を通じ て、アメリカでは「自分の役割に責任を持つ」という意識が強く、個人の成果や 専門性が尊重される職場文化が根付いていることを学んだ。また、多様なバック グラウンドを持つ人々がお互いを尊重し合うことで、個人が自由に力を発揮でき る環境が形成されていると感じた。私自身が特に心に残ったのは、アメリカの 人々は年齢に関係なく誰にでも「リスペクト」を持って接している点である。日 本では年齢や立場によって上下関係を強く意識することが多いのに対し、アメリ カでは互いを対等に扱う姿勢が当たり前となっていた。その結果、差別が起こり にくく、多様性が自然に受け入れられているのだと思った。私も社会に出て働く 際には、この「相手を尊重する姿勢」を大切にしていきたいと考えている。
2)人との出会い
今回の研修では、人との出会いを通じて大きな学びを得ることができた。スタ ンフォード大学でアンケートを取っているときに話した学生とは、初めての英語 でのアンケートということもありとても緊張していた。しかし、そのスタンフォ ード学生はとても優しく、つたない英語でも理解しようと努めてくれた。さら に、少し日本語を勉強していたらしく、日本語を使って会話してくれたことが嬉 しかった。その学生は日本の折り紙が好きだと話し、文化の魅力が国境を越えて 伝わっていることに気づけた。また、友人にもアンケートを取ってあげると言っ てくれるほど親切で、相手の思いやりの深さに感動した。また、電車で迷ってい たときには、現地の方が私たちに声をかけてくれ、目的地までの行き方を親切に 教えてくれた。その際、日本人であることを伝えると、「日本は四季があって羨 ましい」と会話を広げてくれ、異国の地で温かく接してくれることに心が和ん だ。これらの経験から、人との出会いが持つ力を強く感じた。異国の地で優しさ に触れることで大きな安心感を得られ、また自分も同じように誰かに寄り添える 存在でありたいと思った。さらに、折り紙や四季といった日本の文化を通じて自 然に会話が広がり、国を越えて人とつながることができる喜びを実感した。これ からは日本においても、もっと積極的に人と関わり、交流を大切にしていきたい と考えた。 -
スタンフォード大学でアンケートに答えてくれた学生
ウエスタンデジタルの高橋さん
SECTION3
現地での気づき
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これまでの私は、日本で安定した生活を送り、特に英語を使う必要もないと思い ながら過ごしてきた。そのため英語の勉強にはほとんど力を入れておらず、むしろ 避けてきた。海外の人との交流も積極的ではなく、アルバイト先でのトレーニング ジムで外国の方と接する機会があっても、見た目などで決めつけてしまい、距離を 置いて避けていた。また、インターネット上の偏った情報をそのまま信じてしま い、外国の人に対して悪いイメージを抱き、話しかけることすら怖いと感じてい た。しかし、シリコンバレーに来てその考えは大きく変わった。「実際に話してみな ければわからない」ということに尽きると思う。勇気を出して話しかけてみると、 相手はしっかり耳を傾けてくれ、人種や民族が異なっていても、親身になって寄り 添ってくれることを知った。これからは、偏見を持って距離を置くのではなく、ま ず一度話してみることを大切にしたいと思った。プロアクティブにいき、積極的に 多くの人とコミュニケーションを取ろうと決心した。
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ゴールデンゲートブリッジ
SECTION4
まとめ
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シリコンバレー研修を通じて、最先端の技術や現地で働く方の考え方に触れ、人と の出会いから多様性やリスペクトの大切さを学んだ。英語や行動に対する不安も、 実際に挑戦することで大きく変わり、積極的に人と関わる姿勢を身につけることが できた。これからは、何事もプロアクティブに挑戦し、社会人生活でも自ら行動し 成長していける人になると心に気めた。
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Waymo に乗る瞬間
SECTION5
最後に
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今回のシリコンバレー研修を通して、本当にたくさんの方々に支えていただきま した。シリコンバレーで多くの気づきをくださったヒロさんをはじめB-Bridge の皆 様、大学職員の皆様、そして企業の皆様には心から感謝しています。また、一緒に 挑戦して刺激し合えた学部生のみんながいたからこそ、楽しく充実した研修になり ました。本当にありがとうございました。



