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STUDENTS

生産システム科学部4年 東出 健吾

SECTION1

研修に参加した動機

  • 今回の研修に参加した動機は主に2つある。1 つ目は、積極的に行動し、海外の考え方や今まで見たことのない新たな世界を見ることで、広い視野を身に着けること。2つ目は、私はもともと英語に対して苦手意識があったため、今回の研修で海外の人々と会話をすることで、少しでも英語の楽しさを味わい苦手意識を克服することで、今後のキャリアに活かしていきたいと思った。この 2 つの理由が今回の研修に参加した動機である。



SECTION2

活動内容

  • 私は JOPS(日本オープンシステムズ)グループに所属し、「知識と技術を持った人を会社に入社してもらうにはどうすればよいか?」という課題を解決するために調査を行った。具体的には、シリコンバレー周辺の公園や観光地で Forms によるアンケートを実施し、その結果からこの課題の解決策を提案した。

SECTION3

シリコンバレー現地での研修について

  • 1)グループでの活動 グループで行動した活動についてまとめる。初日に夕方からグループで今後の活動を話し、まず現地の人と会話してみようと思い、ホテルの近くにあるパナマ公園に行った。初めて海外の人としゃべるので戸惑いがあったが、数人に声をかけた。しか し、質問に対して対応するような答えが返ってこず、質問を見直す必要があると感じた。その日の夜に、グループで集まり、スムーズに会話ができるようにするために、質問の修正とQRコードを用いた Forms を作成した。8 月 27 日の午後にスタンフォ ード大学を訪れ、私は別の要件があったため、すぐに帰ったが、グループメンバーは残り、学生に質問を行ってくれた。しかし、そもそも学生が少なかったりし、思うようにアンケート結果を得られなかった。8 月 28 日はサンフランシスコ市内に移動し、アンケート調査を行った。まず、サニーベール駅からサンフランシスコに行くまでの電車の中で調査を行った。私はリーダーだったため、自分がまずは率先して、行動しようと思い、外国人の方に声をかけた。日本語を勉強している方で、少し日本語が話すことができていて、とても楽しく会話をすることができた。お話の後に写真を撮ってもらった。グループメンバーも続々と声をかけに行って、良いスタートダッシュを切れた。次に Pire39、Japan town で調査を行ったが、観光客が多かったこともあり、中々、アンケートに解答してくれなかった。この時点でアンケートの回答数がとても少なかったので、まずいと思い、San Francisco Centre という現地の人が集まりそうなショッピングモールに行き、アンケート調査を行った。この結果、たくさんアンケートに回答してもらうことができた。QR コードを読み込む際に断れることもあり、 QR コードを見せずにアンケートを答えてもらう、方式なども取りながら調査を行った。この調査で最終的には 25 人の方からアンケートを回答してもらうことができ た。この結果を受けて、最終発表を PowerPoint や Excel を用いてまとめた。

    2)個人での活動 初日の夕方に、グループでホテル近くのパナマ公園にアンケート調査を行ったが、初めてしゃべった外国人の方が、中国人の方で、中々、思うように意見を聞き出せなかった。また、もう 1 人しゃべったが、私が就職先を探しているみたいだと勘違いをされ、これも思うような意見を聞き出せなかった。この経験で、少し気持ちが落ち込んだ。次の日に、ワゴン車で移動する際に現地のB-Bridge に務めるタカさんに「失敗も経験の1つ。やらないと何も始まらないし、やって失敗するのと、やらずに失敗するのではやって失敗する方が得られるものが大きい。」というようなことを言わ れ、自身の中に火が付いた。その日の夕方に、1人でレイナー公園に行き、20 人の外国人の方にしゃべりかけて、アンケート調査を行った。アンケートに答えてくれたのは 20 人中 3 人だったが、挑戦する中でどうやったら答えてくれるのかなど、試行錯誤できたので良かった。アメリカ人だけでなく、インディアンの人や、スペイン人、アジア系の方など様々な人としゃべれた。日本語を少し話せる方がいて、アニメの話などをして盛上れたので、とてもいい経験ができた。これだけたくさんの方々と会話をして思ったことは、英語は完璧にしゃべることができなくても、笑顔とボディランゲージがあれば、通じ合うことができるということだ。伝えようとする思いや感情が表情や体で表現できれば、たとえ国や言語が違っても分かり合える、その喜びを知ることができて良かった。

    3)講義から学んだこと Door Dash の原健太さんの講義を受けて、印象に残っていることが 2 つある。1 つ目は、日本とアメリカの仕事の違いである。日本では、1 つの会社に入ったら、終身雇用、年功序列と、安定しているが、アメリカは結果を残さないと明日クビになるかもしれないという状態で仕事をするので人材の流動性が高く、転職も多いとわかっ た。2 つ目は、100 万人に 1 人の希少な存在になることが大切ということだ。そのためには、他の人にはないスキルや取り組みをする必要があり、トレンドではないものにも目を向けることが大切である。また、脳裏に自分が息をするようにできることのアンテナを張っておくことで、情熱をささげるものに携わる。これは、お金にならなくても自分の直感を信じてやると良い。好きなことを見つけて、深堀する際には、動詞でとらえることも大切である。例えば、野球をやるのが好きなのか、見るのが好きなのか、自分を知ることで、新しい取り組みができる。 Meta の吉田さんの話を聞いて、印象に残っていることは、元々興味のあるものに色々目を向けておいて、信念や思いがあるものに深くついこむことが大切であると学んだ。また、自分を知ることも大切であることや、知識をつけることで、自信も持つことができ、色々な応用ができることも学んだ。 B-Bridge のヒロさんやタカさんからは、とにかくやることが大切であるということを学んだ。積極的に挑戦する。今回の研修で、とにかく一歩踏み出すことの大切さを 実感した。やることで見えてくる、なぜうまくいかなかったのか、なぜうまくいったのかなどを考えることで、失敗も糧にして次のステップにつながる。これが、新しい自分に成長していくために必要不可欠なものだと学んだ。 B-Bridge のミワさんからは、できる、できないではなく、常にできる道を探すことが大切であると学んだ。障壁が立ちはだかった時に、どうしたらよいか、思考することで、できないこともできるかもしれないと今後の挑戦への捉え方が変わった。









SECTION4

まとめ

  • 今回の研修では、様々な学びがあった。自分を変えたい方や挑戦することに抵抗がある方、新しい刺激が欲しい方など、公立小松大学の皆様、この研修ではたくさんのことを学べるので、絶対に行く価値はあると思う。ぜひ挑戦してみてください。私は今後社会人として働くので、この経験を活かして、世界で活躍できるような人材になる。そして、小松市の発展に貢献していく。

SECTION5

最後に

  • ヒロさんをはじめとするシリコンバレーの方々、事前研修でお世話になった岸本先生、香川先生・山本さんをはじめとする大学職員の皆様、企業・小松市役所の皆様、このプロジェクトを一緒に研鑽し合った学部生の皆様、心より感謝申し上げます。貴重な経験、本当にありがとうございました。