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STUDENTS

生産システム科学部4年 豊田 貴大

SECTION1

研修に参加した動機

  • 私が今回のシリコンバレー研修に参加しようと考えた理由は大きく2つある。 1つ目は、様々なキャリアの可能性や魅力を実感して、自分の将来のビジョンを考え直すきっかけにしたいと思ったからである。私自身、すでに地元企業への内定が確定している状況ではあったが、「企業で働く」ということに対して具体的なイメージを持つことが出来ていなかった。そのため、シリコンバレーで働く人たちがどのような考えを持って働いているのか知りたく、今回の研修に参加した。 2つ目は、自分の英語力の無さに危機感を持たせるためである。私は将来、世界で活躍できるような人材になりたいと考えていたものの、なかなか英語力の向上に力を入れることが出来ていなかった。そこで、英語を話さなければならない状況に身を置くことで、自分の英語力のレベルを自覚させると共に、自分の英語学習への火付け剤にしたいと思いシリコンバレーへ行くことに決めた。

SECTION2

現地での学び

  • ここでは、私がシリコンバレーで特に印象に残った 3 つのことについて紹介する。 ①日本とアメリカの仕事の違い まず、日本とアメリカの給料の差にとても驚いた。現地の企業(Door Dash)で働く原さんの初めのプレゼン画面で出された「2800 万円」という数字。これは、現地の新卒社員が貰う平均的な年収だという。その分、現地での生活費が高いとのことであったが、日本の新卒の平均年収が約 240~300 万ということを考えると、夢のありすぎる話だった。 次に、雇用形態の違いが働き方に大きな影響を与えていると感じた。日本の雇用形態として終身雇用や年功賃金などが挙げられる。対してアメリカは、能力が全てであり年齢や国籍、性別などは関係がない。ただし、会社にとって必要がないと判断されれば、次の日にでも解雇されるという状況だった。日本とアメリカでは雇用形態が異なるため、一概にどちらが良いとは言えないが、いつ解雇されてもおかしくないという危機感を常に持って働いていることが、シリコンバレーが世界の最先端を走る1つの要因であると思った。 また、世界に向けてより良いプロダクトを生み出す上で、熱意を持った多様な人材が必要だと感じた。シリコンバレーには異なる考え方を持った様々な人種の方たちがいる。しかし、モノの見方や考え方の違いを互いに認め合って協力することで、想像を超えるモノが出来ると思う。シリコンバレーは、世界1のプロダクトを作ろうと野望を持った世界1流プレイヤーが世界各国から集まる場所だ。だからこそシリコンバレーからは常に最高のプロダクトが生まれ続けているのだと思う。

    ②コミュニケーションは言語だけじゃない 今回の研修では、何度も現地の人に自分から話しかけに行った。そのたびに自分の英語力の無さをこれでもかという程に痛感した。しかし、笑顔で話しかけ、ジェスチャーなどで一生懸命に伝えようとすると、相手は理解しようと真摯に向き合ってくれた。この経験から、伝えようと熱意をもってコミュニケーションすることこそが最も重要だと感じた。

    ③とりあえずやってみる 「とりあえずやってみる」これは私が今回の研修で最も重要だと感じたことだ。 今までの自分は、やりたいことがあっても失敗することが怖くて最初の一歩がなかなか踏み出せなかった。しかし、事前研修のヒロさんの講義で何事にも Proactive に行動することの大切さを学び、今回の研修では何事にも挑戦し続けた。結果としては、成功より失敗した方が多かったと思う。だが、失敗からたくさんのことを学ぶことが出来た。この学びは、とりあえずやってみたことで得られた成果であり、自分をより成長させてくれた。最初の一歩を踏み出すのはとても勇気がいることだ。しかし、踏み出したことで得られるものはとても大きなものだと思う。だからこれからは、何事に対しても「とりあえずやってみる」を大切にしていこうと思う。











SECTION3

まとめ

  • 今回の研修を通して、働き方や文化の違いについて多くの学びを得ることが出来た。また、シリコンバレーの方々の「世界一のプロダクトを作ろう」という情熱を持って働く姿に強い憧れを持った。今はまだ技術力も英語力も乏しいが、自分の希少性を磨き、観光ではなくエンジニアとしてシリコンバレーの地で挑戦できる人になる。

SECTION4

最後に

  • 事前研修でお世話になった岸本さん、シリコンバレーで多くの気づきを与えてくださったヒロさんをはじめとする B-Bridge の方々、また小松市役所、企業、大学の職員の方々や学部生の皆様のおかげでとても楽しく、有意義な時間を過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。