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STUDENTS

生産システム科学専攻2年 岩田 伊織

SECTION1

参加したきっかけ

  • 私は今、人工知能やIT を使用した研究を行っており、その分野の最先端の機関や人々が集まる地域に実際訪れ、空気に触れてみたいと思った。また、自分の進路として、博士課程への進学を希望しており、今後国際会議などの海外での活動が増えるため、その足掛かりとして、海外で活動したいと思ったから。

SECTION2

1日目

  • 1日目はまず、市長とみずほで働いている植松さんのお話を聞いた。市長のお話では小松市で今、どのような改革が行われているのかを改めて聞き、自分は今小松市で活動しているが、今後も小松市で従事していきたいと感じた。また、植松さんのお話ではデザイン思考についてであった。普段自分たちが何気なく考えている考え方にプラスして相手が何を求めているのか短時間で聞き出していくことの大切さを学んだ。自分の研究分野は移り変わりが激しく、スピードが求められるため、この思考法が大いに役立つと感じた。 次に、アンケートを取るために、Google へ行った。社員さんに話を聞くために、建物に入る交渉、日本人スタッフと話せないのかをセキュリティの人々に聞きまわった。ここでの学びとして、真剣に聞き、自分が何をしたいか、どのような人物なのかを明かせば、多くの人が親身になって、いろいろ考え、答えてくれることが分かった。 次にApple に行き、Mac のデザインを手掛けている秋場さんとの対談を行った。秋場さんのお話では自分が行っている研究へのアドバイスをいくつかいただいた。自分はその研究がどうお金になるのか、をあまり考えずに行っていたが、今後研究を続けていくためにはマネタイズも大切なので、そういった面にも着目していきたい。


SECTION3

2日目

  • 2日目はスタンフォード大学に行った。まずは、スタンフォード大学で働いている池野さんにお話を聞いた。 その後、スタンフォード大学にいる学生やスタッフや観光客に、レストランの工程(接客、配膳、調理、片付け、会計)のうち、どれを自動化、機械化するのが良いかのアンケートを取った。最初はいきなり声をかけていた。その問いかけでは、答えてくれる人が半分くらいで、残りの半分には断られていた。しかし、途中から方法を変え、最初に自分は日本から来た大学生であること、何のためのアンケートなのかを先に説明することで、ほぼすべての人にアンケートに答えてもらうことに成功した。合計で30 人程度の人に答えてもらえた。結果は会計に票を入れた人が最も多く、接客など本来人と人が顔を合わせて会話する部分は票が入りにくかった。日本であっても、街頭でアンケートを取る際はこちらの事情を明かすことで、回答率が上がるのではないかと感じた。


SECTION4

3日目

  • 3日目はpier39 という観光スポットに行き、アンケートの続きを行った。また、お昼にアメリカの一風堂に行き、レストランで働く人々相手にも、日本食の人気さと、意見を聞いた。ここでもやはり、接客は人がすべきだとの意見が多くあった。 この2日間では主にアンケートを行った2日間であったが、現地の人々のやさしさに特に触れる2日間であったとともに、自分の英語力を図るとても貴重な機会となった。特にリスニングは問題なかったが、話せない単語があり、今後の勉強の指標が見つかった。

SECTION5

4日目

  • 今回の研修の発表会が主なイベントとなった。私たちのグループは味一番フードさんの課題であるIT 化が進んでいないという課題点の解決の糸口としてアンケートを取り、まとめた。発表後は同じく日本からアメリカに来ていた日本人大学生との交流会を行った。自分たちで食べ物の発案を行い、販売を試みる学生たちで、挑戦していくマインドや、自分には無い、挑戦を続けていく、ひたすら進んでいく姿は大変貴重な学びになった。

SECTION6

まとめ

  • 今回の研修では、まず、挑戦をいろいろ工夫しながら続けていくことの大切さを学んだ。もともと新しいことに挑戦することは好きで、日本にいるときから新しいことや環境に飛び込み、いろいろなことをしてきたが、あまり長く続かなかった。しかし、今回の研修を通して、課題があったとしても、違う方法を考え続けていくことの大切さを学んだ。また、普段接することのないたくさんの人々とかかわり、とても多くの刺激を受けるとともに、いろいろな考えを学ぶことができた。