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STUDENTS

生産システム科学部 3年 山田健史

SECTION1

動機、目的


  •  以前から海外に行ってみたい,将来海外で働きたいという思いをもっていた.最近に なり,オンライン学習サービスを利用して,シリコンバレーでエンジニアとして働かれ ている方の講義を受け,その方の話を聞いてシリコンバレーに興味をもった.そして, ふと今回の研修に関する案内を思い出し参加を申し込んだ.最初にこの研修の案内を受 けたときは,英語もろくに話せない自分がシリコンバレーに行ったところで意味がない とあまり関心を持たなかった.しかし,色々のことを学習していくに連れ,実際に行動 してみない限りそれが自分にとって有益かどうかはわからないと思い,思い切って行動 することにした.
     私がこの研修で学びたかったことは,主に3つある.1つ目は,シリコンバレーと日 本で,働く環境,生活する環境はどう違っているのか.その違いがビジネスにどういっ た影響を与えているのかということである.2つ目は,シリコンバレーで生活する人々 がどのような考えをもとに行動を起こしているのか,その考え方がどう成功に結びつい ているかということである.3つ目は,現在の自分の英語力がアメリカでどの程度通用す るのか,英語でコミュニケーションを取る上で何が重要かということである.以上のことを 学び,それを自分の生活,思考の中に取り入れることで自己成長し,グローバルに活躍でき る人間になりたいと考えた.

SECTION2

体験、学び

  • 9 月11 日から17 日までの7 日間 の研修で色々な場所に訪れ,シリコ ンバレーで活躍する日本人の方々の 話を聞くことができた.シリコンバ レーでは,見るものすべてが新鮮に 感じた.写真や映像で見るものと実 際に目で見るものとでは,見え方や 感じ方も大きく異なってくるように 思えた.シリコンバレーは,治安が良 く,ゆったりとした街並みであった. 湿度が低く,日中は温かい.朝晩は気 温が下がるが,睡眠には適しており, とても過ごしやすい気候だと感じ た.研修中は一度も雨がふらず,毎日青空を見ることがでた.このような気候が,シリコン バレーの人々の身体とメンタルの両方の健康を保ち,生活をアクティブにしていると思え た.また,シリコンバレーで活躍している方々の話を聞き,シリコンバレーは,様々な人種 の全く異なる考え方をもつ人々が集まる場所であり,人とのつながり,コミュニケーショ ンによって新しいビジネスが生まれてくるのだと学んだ.会社には,上下関係があまり なく,社員がそれぞれ影響しあって仕事をしているのだと知った.さらに,日本を離れ て生活しているからこそ,日本の良い点を客観的に見ることでき,日本で当たり前に使われ ているものから新しいビジネスが生まれることもあるのだと学んだ.私も,7 日間シリコン バレーで生活をしている中で,日本メーカの車を多く目にした.加えて,ホテルの部屋はと ても広く豪華だと感じたが,バスルームなど水回りは,日本のものの方が親切で分かりやす く,便利だと思った.そのため,日本の技術力の高さ,生活水準の高さをより強く感じた. これらのことから,様々なことから得られる気づきがとても重要であり,そういった自分の 考えを大切にしたいと思えた.
     英語については,入国審査や買い物など緊張してまともに会話をすることができなかっ た.最初は,英語が話せないことで,相手に対して申し訳ないという気持ちだった,しかし, スーパーで買い物をしたとき,セルフレジの使い方がわからず,何回もエラーを出してしま った.そのとき,店員の方が嫌な顔せず対応してくれたことで,わからないものはわからな いと割り切って,理解できるまで相手に聞くべきだと思った.相手の言っていることが理解 できないのにも関わらず,何も考えずYes といってしまえば,楽かもしれないが,相手との 関係に支障をきたすだけではなく,重大な問題を生じる可能性もある.恥をかくことを恐れ てはいけないと思えた.

  • Apple Park Visitor Center
    最終日の晩餐

FUTURE

これから

  • 最近では,インターネットが普及し,技術さえあれば一人でもビジネスができる時代にな っていると思っていた.しかし,今回 の研修で人とのつながりの重要性を 考え直させられた.私は内向的な性 格で,他人とコミュニケーションを 取ることが苦手だと考えていた.し かし,自分の性格を理由にただ他人 との会話から逃げているだけだと気 づいた.嫌われること,失敗すること を恐れてただ行動することをためら っているだけであった.すぐに行動 すれば,たとえ失敗したとしても失 敗を取り戻すチャンスは多い.今後 は,大学やインターネットで様々なコミュニティを見つけて,積極的に参加して自分とは異 なる考えに触れながら,自分の意見をしっかりと相手に伝えられるだけのコミュニケーシ ョン能力を養っていきたい.
     また,今回の研修では,しっかりとした英語で会話をすることができず,簡単な返答しかできなかった.しかし,7日間を通して,英語はなれることが重要だと感じられた.今後は, 単語や文法などをしっかりと抑えるとともに,オンライン英会話などを利用して積極的に 英語を話す経験を積んでいきたいと思えた.

THANKS

最後に

  • 今回の研修は,一生記憶に残る貴重な体験だったと感じています.研修を無事に終えるこ とができたのは,引率の先生方やB-Bridge の皆様のおかげだと思っています.改めて,深 く感謝を申し上げます.研修で生まれたつながりを大切にして,今後の活動に励んで行きた いと思います.