公立小松大学生産科学科受験生特設サイト 公立小松大学生産科学科受験生特設サイト

STUDENTS

生産システム科学部 2年 谷内悠亮

SECTION1

はじめに


  •  9月11日から9月17日までの約1週間、産学合同シリコンバレー研修に参加しまし た。
     シリコンバレー研修は私にとって、初めての海外でした。日本からアメリカに入国する際 の入国審査はかなり緊張しました。実際にアメリカの風土・文化を現地で1週間過ごすこと によって、アメリカでの暮らしを少しだけ実感することができました。すべてが新鮮で、毎 日がプロアクティブでした。
     私がこの研修に参加しようと思ったきっかけは、純粋に「海外に行ってみたい」という興 味・関心がありました。私自身、今回の研修が初めての海外渡航ということもあり、ワクワ クしていた半面、不安感と恐怖心もありました。しかし、周りの友達や大人の方々のおかげ で、何もトラブルもなくアメリカでの生活ができました。
     研修中は私が日本にいる時とは比べ物にならないほど、積極的に多くの人々とコミュニ ケーションをとることができました。研修中のインタビュー聞き込み調査では、アメリカ現 地の方とも物怖じすることなく英語で会話することができ、とても成長を感じました。研修 中の 1 週間は、昼夜問わずハードスケジュールではありましたが非常に内容の濃い1週間 でありました。

SECTION2

研修中取り組んだこと

  • この研修では企業の方とその班の学生が考えたプロジェクトを、学生と企業の方の合同 チームを作って調査し、最終日に発表することが最終課題でした。私の班はB-bridge のタ カさんと一緒に「どうしたら石川県が盛り上がるか」について考察し、外国人にとって魅力 に感じる石川県をつくる企画を考えました。日本政府観光局の資料によると、コロナ以前の 2019 年は、訪日外国人旅行者数は3188 万2049 人であったそうです。今後経済活動が再ス タートした際に外国人観光客が再び日本に多く訪れることが予想されます。しかし、石川県 が47都道府県のなかでも魅力的な地域であると知って(感じて)もらえないと、せっかく 外国の方が日本を訪れても石川県には来てくれません。そのため、私たちの班は、石川県の 魅力を発信する「Craft Valley Tour in ISHIKAWA」の構想を練りました。「クラフトバレー」 とは、伝統工芸やものづくり産業が盛んな地域の集合としてクラフトバレーとニックネー ムを付け、石川県だけでなく富山県や岐阜県などの市町村が県境を越えた広域連携で挑む 取り組みです。
    今回私たちが取り組んだ概要としては、石川県を丸ごと楽しめる「体験をメインとした親 子での教育ツアー」の実現です。最終的な目標としては、クラフトバレーに来日する外国人 観光客の確保を目指して現地でのインタビュー調査を中心に活動しました。 インタビュー調査は30人以上に声をかけて英語でのコミュニケーションをとりました。 もともと英語ができるわけではないので携帯電話の翻訳アプリを片手に何度も何度も片言 な英語で挑戦しました。しかし、話しかけるとほとんどの人が快く対応してくれて、自分の 英語も伝わっていたので自信が持てました。短期間では英語力は身につきませんでしたが 積極的にコミュニケーションを取ろうとする度胸はつきました。

SUMMARY

まとめ


  •  シリコンバレー研修に参加して、私自身の価値観が180°覆った気がしました。アメリカ 現地での1週間を通して、ビジネスの視点や、将来を見据えた考え方を新しく得る事ができ、 とても充実した1週間を過ごす事ができました。 この研修に参加したことで、大きく分けて3つの事が特に得られたと思います。1つ目は 「視野を広くすること」、2つ目は「アグレッシブに行動すること」、3つ目は「友達・仲間 をたくさん作ること(増やすこと)」です。
     1つ目の「視野を広くすること」は、いつも自分がいる環境(日本)から違う世界に飛 び込むことで多くの新しい発見ができました。また、単純ではありますが日本での生活とア メリカでの生活の両方を経験し、両者を比較することで「日本の良さ」と「アメリカを見習 ってほしい(日本の改善してほしいところ)」を多くの場面で感じることができました。ま た、私は「ビジネスの視点」が全くなかったのですが、徹底した資本主義社会であるアメリ カに行くことで新しい価値観を身につけることができました。
     2つ目の「アグレッシブに行動すること」とは、失敗を恐れず積極的な言動をすること です。積極性というのは勉学に励むにしても、周りからの支持を得るにしても、なにか新し いことに挑戦するにしても、とても大切なことであると体感することができました。また、 アメリカの人々は日本人と比較して自分を知ってもらおうとする気持ちがとても大きいと 感じました。私も含めて日本ではそういう人が少ないように感じますが、「自分をもっと知 ってもらおう!」と行動することがすごく大事だと感じました。自分の事を知ってもらえる 事は、仕事においても遊びにおいても今後の将来につながると感じました。
     3つ目の「友達・仲間をたくさん作ること」は、人脈の大切さについて再認識しました。 「勉強をする」にしても「ビジネスをする」にしても、自分の人脈を広げっていくことがと ても大事であるようにも思えました。成功する人はそうやっていろんなヒントを得ている のだろうと思えました。

THANKS

感謝の言葉


  •  最後になりますが、20 歳という若さで充実した貴重な体験ができたのは、研修の場を作 ってくださった山本学長をはじめとする大学の先生方や職員のみなさん、研修の受け入れ・ 運営、グループワークで大変お世話になった B-bridge のみなさん、そしてそれぞれ非常に 興味深いプロジェクトをもって学生とともに研修に参加してくださった企業のみなさんの おかげです。
     なにより、一緒に参加したメンバーとは、お互いに成長できたことがすごく良かったです。 メンバーのみんなとは、その日学んで感じたこと・考えたことを積極的にお互い共有し、互 いに刺激をもらいました。自分自身の視野が広がっただけではなく、とても良い仲間とも出 会えたので、この研修に参加して本当に良かったと思っています。
     今後はアメリカへの渡航で学んだことをアウトプットして、これからに活かしていきた いと強く感じました。これからもたくさんのことを経験し、自分自身についてもっと学んで いきます。今後も好奇心を大切にして、自分にとって楽しいことを探し、後悔しない人生を 送ろうと思います。
     お世話になったみなさん、短い期間でしたが本当にありがとうございました。