公立小松大学生産科学科受験生特設サイト 公立小松大学生産科学科受験生特設サイト

STUDENTS

生産システム科学部 2年 稲村 恒星

SECTION1

はじめに

  • 今回の研修は、「Apple」や「Google」のような世界で代表的な企業を多く生み出しているシリコンバレーに行き、日本との文化や考え方の違いに着眼点をおいて良いものを取り入れていきたいという思いから参加させて頂きました。研修でさまざまな場所に行き感じたことを以下にまとめました。

SECTION2

個人的なこと

  • 私がアメリカに行って一番印象的に感じたことは、一人ひとりが自分の意見を持っていてそれを自信を持って言えることです。シリコンバレーにはさまざまな人種の人がいたので、いろいろな意見があり、違う考えがあって当たり前という感じがしました。この失敗してもいいと思える文化が人々に挑戦する心を持たせ、新しいものを生み出す精神につながっているのだと思います。私は英語が苦手でアメリカに来るのが少し不安でした。しかし、現地の人たちは私の下手な英語でも一生懸命汲み取ろうとしてくれたので、間違っていても自信を持って話すことができました。この失敗してもいいと思える環境がチャレンジ精神を生み出すことを自分自身で実感することができたと感じています。また、Google 本社にバレーボールコートや恐竜の像があったり、スタンフォード大学で授業を外で行ったりしていたのは、日本にはないものだと思いました。やはりこのように常識に囚われず過ごしやすい環境を作っているのがシリコンバレーの素晴らしいところだと思います。

SECTION3

グループ活動のこと

  •  今回の研修では、小松大学の学生と小松市の企業の方とで3~4 人のグループを作り、それぞれの企業が抱える課題を解決するためにはどうすべきかを考え調査しました。私の班では、小松製作所が抱える「女性社員の割合が低い」という問題を解決するために、サンフランシスコ(GHIRARDELLI 周辺)、スタンフォード大学などで現地の人たちに質問をして意見を聞きました。
     GHIRARDELLI 周辺では、さまざまな意見を取り入れるために、おしゃべりな女性、セキュリティの男性、愉快なファミリーのパパさんと色々なタイプの人に聞き込みをしました。それらの人はみんな仕事や家事育児に男女で差はないと言っていました。家事育児を当たり前のように男女で平等にできているアメリカの方たちは本当に素晴らしいと思います。かっこいいパパさんが愛があれば自然と夫婦で家事育児は平等になると言っているのを聞き、アメリカらしくてとてもすてきな考え方だと感じました。今の日本では、家庭よりも仕事を優先しがちなところがあるからもっと愛を育んでいくべきだと思います。他には、日本は歴史が長くて調和を重んじる文化があるという意見もありました。その点カリフォルニアは歴史が浅く色々な人種の人がいるので、一人ひとりが自分の意見を持っていて周囲が強制していないように感じました。だから日本でも、常識に囚われず皆がそれぞれの意見を持てるような環境を作っていくべきだと思います。スタンフォード大学では、コアサイエンス専攻の学生に質問をした時、小さなころからこの分野に興味があったと言っていました。このことから私たちは、社員の人が学校に行き説明することでその職業について小さな頃から知ってもらうのが良いと考えました。
     班活動を通して、アメリカ、ブラジル、インド、中国、韓国など、多様な人種の方々の意見を聞き、とてもいい経験ができたと思います。おかしな英語でもこちらが一生懸命話そうとすれば、現地の人たちは一生懸命聞き取ろうとしてくれました。相手にどうにかして伝えようとすることの重要性を改めて感じました。



SUMMARY

まとめ

  • この研修を通して多くの気づきが得られ、シリコンバレーならではの学びができました。ほかの人たちに合わせる自分を変えて、自分の意見を積極的に言えるようにしていきたいです。現地の人たちの文化に触れ、グループで課題解決に向けて追求し、とても充実した1週間を過ごせました。この研修に参加できて本当に良かったです。このようなチャンスを設けてくださった方々にとても感謝しています。そして、来年度以降も「自分を変えたい」「自分で新しいものを生み出したい」と思っている学生はぜひこのプログラムに参加してほしいです。